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某所で知り合った大学生から連絡をいただき、新栄町の星乃珈琲でお話をきいてきました。
聞けば、大学生に挑戦と気づきを与えることをミッションとして、海外でのプロジェクトを組成・後押しするNPOを昨年つくったとのこと。 今回は、代表と、2名の部長が緊張した面持ちで登場。3名VSわたくし、という構図でお話をする1時間でした。 ①「なにかを実際にやっている」だけでもう十分に偉い 大学生活というのは、それはもう楽しいもので、何をやっても許される。どんなことでも実現できる、素晴らしい時間です。 でも、その期間に自分のやりたいことをとことんまで考えて、実際に行動に移す人はそう多くありません。 彼らのように、実際に自分の時間を削り、誰かのための行動を起こせることは素晴らしいことだよなあ、とまず率直に感じました。 ②「偉い」と言われることの快感とどう向き合うか いろんな大学生に会ったり、話を聞いたりするなかで、「偉いねえ」「すごいねえ」と言われまくっている人との接点もそれなりにあります。 そんな人たちは、大きく2つに選別されていて、1)「偉いね」と言われることに違和感を持つ人=自分が何も出来ていないことを知っているひと 2)「偉いね」と言われることを純粋に喜べる人=最初の一歩を踏み出せた自分に満足しているひと の2種類にわかれるように感じます。 一歩踏み出して、視野がかわった!1歩踏み出して、本当の自分が見えた! その気づきは尊いし、その学びはシェアする価値のあるものだとおもう。けれど、その踏み出した1歩を、2歩、3歩、4歩と踏み出し続けるのはとっても大変。 場合によっては、踏み出した道を戻ってみたり、方向を変えてみたりすることも含めて、「常に自分の頭で考える」ということを続けていくことが大切なんじゃないかなあと、かつて2)側の大学生だった自分は思うわけです。 1)側の学生たちは、自分が志す理想がクリアであればあるほど、理想と現実のギャップを埋める努力をいとわないです。そのスタンスにたつと、成長のスピードが劇的に早まる。わたくし現在34歳ですが、この年になると、自分と同世代で世界の一線で活躍している人たちとの接点も出てきます。そんな人たちに共通するのが、謙虚さと、素直さ。理想がクリアであればあるほど、自分の足りない部分に自覚的で、結果として謙虚になるし、努力するんだなあと感じます。大学生のときは、同じ「意識高い系」という出発点から始まる旅路ですが、マインド次第で10年後、20年度の状況は大きく変わるんだなあと言うシビアな現実ですね。。。 ③挑戦する誰かを応援できる人になるためには、自分自身が挑戦を続けていることが重要 これはベンチャー支援とか、起業支援とか、地域づくり支援とか、いわゆる「支援」というジャンルを志す人たちと話をしていて思うことなのだけれども、 誰かを応援したい!と言う当人が、応援される側にとって「この人たちに応援されたい!」という存在になれているのか問題。ここを見誤ると痛いことになると思います。 同じことが、「鹿児島を盛り上げたい」「地域を活性化したい」という人にも通ずる。 まずは自分が盛り上がれていること(=自分の取り組みや事業や企画が世の中できっちり評価され、多くの人を巻き込めていること)。 その在り方やスタイルの主体が拡張していく(私、から、私たち、となり、みんな、となる)ことで、緩やかに線になり、面になるんじゃないかなあ。 そんなことを感じる夜でした。 ちなみにこの文章、「大学生」という部分はそのまま「若手社会人」にもあてはまるし、なんなら「ベンチャー経営者」にもあてはまるし、さらにいうと、いまや死後になりつつあるかもしれない「社会起業家」にも当てはまるというですね。 わたくし、血を流しながら書きました。笑
by gekiretsunagayan
| 2017-10-27 10:21
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